兵庫県姫路市南町の皮膚科・アレルギー科・形成外科

健康情報
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あせも(汗疹)

夏場になると増えてくる皮膚トラブル、あせも。
あせもは特に乳幼児や小児に多く注意が必要ですが、実は大人もできる可能性があるものです。
あせもとはどんなもので、どうやって予防するか知っていますか?
今回は、「あせも」と「予防方法」についてご紹介いたします。

あせもとは

あせもとは、大量の発汗に伴って汗の正常な排出が妨げられることで皮膚に現れる発疹です。
高温多湿な状況で汗を出すための管(汗管)がつまってしまい、汗がたまることで発症します。

症状

・首や脇の下、肘・膝の裏、ベルトや下着で締め付けのある部分など、汗をかきやすくムレやすい部分に、赤身を帯びた小さなポツポツ急速に現れます。

・かゆみが強く、チクチクした感じや熱を帯びることもあります。

・一般的に「あせも」と呼ばれるものは、かゆみや赤みを伴う「紅色汗疹」と呼ばれるものですが、以下のようなあせももあります。

※紅色汗疹以外のあせも
◆水晶様汗疹…
透明で小さな水膨れができ、かゆみ、赤みを伴わない
◆深在性汗疹…
白く平らな湿疹で、かゆみを伴わない


原因
■汗がたまり排出されない

夏場などの高温多湿な環境で大量の汗をかくことで発症します。 汗を体外に出すための管が、大量の汗(汗の成分やホコリ)によってつまり、その汗が皮膚の中にたまって周囲の組織を刺激することで小さな水疱や赤みのある発疹ができます。

高温多湿な環境や運動などによって汗をかいた際、通気性の低い服を着ていると、汗の量が増える、汗の排出が悪くなるなどが、あせもの原因になることがあります。

■汗が皮膚についたままになる

皮膚についた汗自体が刺激になってかゆみが起こる「かぶれ」もあせもと呼ばれることがあります。

※汗の他に刺激になるもの…
汗をかいているときに髪の毛やアクセサリーなどが皮膚に触れると、汗管をふさいだり刺激になったりして、あせもを引き起こすことがあります。

予防方法

あせもを予防するためには、汗管がつまらないように皮膚を清潔にしていくことが大切です。

■皮膚を清潔に保つ

・汗をかいたらこまめにふき取る、シャワーを浴びるなどして皮膚を清潔に保ちましょう。
(汗管をつまらせないために効果的です。)

・汗を拭きとるときは、タオルで摩擦して皮膚を傷つけないよう、濡れたタオルで優しくふき取りましょう。

・シャワーで汗を洗い流した後は、皮膚を保湿することもあせもの予防につながります。

※但し、ワセリンやオイルなど油成分の多い保湿剤はかえって汗管をふさぎやすくなりますので、ローションなどさらっとしたテクスチャーの保湿剤がおすすめです。


■汗の量を抑える

・身に着ける衣服やエアコンなどで室内の温度を調整し、涼しい環境で過ごしましょう

・暑い日は特に、通気性や吸湿性が良く、肌あたりのよい木綿などの衣服を選びましょう。


■皮膚への刺激に気を付ける

・汗をかいている状態で顔や首元に髪の毛がかかるとあせもの原因になります。汗をかく時期は特に、髪を結ったり留めたりして汗管をふさがないよう工夫しましょう。

・素肌につけるアクセサリー類もあせもを助長することがあるため、つけないようにしたり直接素肌に触れないようにするなど注意しましょう。


あせもができたら

・あせもが治らずに湿疹になったり、皮膚を掻くことで細菌が入り「とびひ」になってしまうことがあります。掻かないようにする、もしくは掻いてしまっても傷ができにくいように、爪を短く切るなど対策しましょう。

・まだ軽度なうちは、炎症やかゆみを抑えるために市販薬を使ってみてもよいでしょう。

症状が重いときや、なかなか治まらないときは皮膚科を受診しましょう。





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